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Xperia Ray (docomo SO-03C)をWalkman F化する! [iPhone/ケータイ]

この秋から冬にかけて、ちょいと思うところがあって、自分のケータイ環境をいろいろ変えた。 まず、長らく愛用していたdocomo L-04Cを水没させて文鎮化させてしまったこと。 その代替機としてXperia ray(docomo SO-03C)を用意した。 しかし、家族用に購入したau ISW12HT(HTC EVO3D)のできが あまりによいために、ついつい自分用にISW13HT(HTC J)にメインマシンを変更してしまった。 その結果、せっかく用意したXperia rayが余ってしまう結果に。

もう一つは、なるべく会議は移動せずにPCで電子会議すること、という方針があるのはよいのだが、 支給されたノートPCにマイク端子がないので、外付けマイクを利用するためにはbluetoothを買わねばならないと いう、まったくバカにしとんのか、ゴラァ状態でした。というわけで、 自費でbluetoothレシーバとして ソニー製のDRC-BTN40 を購入したことです。

というわけで、Xperia rayの今後の身の振り方を考えねばならないのです。 ヤフオクで売り飛ばすこともできますが、さすがにそれには忍びないので、 ほかの方法を考えてた所、bluetoothを使ったWalkmanにしてしまえばよくね? と思いついたのが、今回のネタです。

  • ターゲットはWalkman FシリーズBTモデル

    Walkmanはいわずと知れた、iPodと双璧をなす音楽プレーヤーであります。 最近はスマホにマーケットを奪われているのか、iPodとともに出荷台数、 売上高は減少傾向にありますが、音質を気にする人に比較的需要があります。 なにはともあれ、その売りは、値段の割には音質がいいもんね!です。

    NW-F805BT/W

    とはいうものの、最新のモデルWalkman Fシリーズでは、 OSが従来のLinuxのものから、ついにAndroid 4.0 ICSに大きく方向転換しました。 その結果、3G回線がないだけのスマホじゃね、これ?状態であります。 実際問題、ヘッドホンアンプにSマスターデジタルアンプを搭載しているものの、 Wi-Fi, Bluetoothインターフェース、GPSに800x480のマルチタップディスプレイなど もしかして中をこじ開けてみたらSIMカードスロット入ってたりしてね、まさかねー、なんて感じです。

    しかも、Walkmanでどんな優秀なヘッドホンアンプを用意したとしても、 Bluetooth経由で聴く場合は音質はBluetoothレシーバ側のアンプに 依存します。その結果、Bluetooth経由なら、本体のアンプのできなんて 関係ないでしょ、それであります。

    それよりは音質のよいbluetoothレシーバを探すべきであります。 今回用意したDRC-BTN40は、そこそこの音質を確保できているので これでよしとします。

    ところで、Walkmanは音楽専門プレーヤーのくせに、未だにATRACとWAVでしか ギャップレス再生をサポートしていません。そのため、自分を含む一部の人間に 評判が悪いのです。というわけで、今回の対応では

    1. Bluetoothレシーバで音楽を聴く
    2. ギャップレス再生を実現する
    3. 電池は長持ちしなくちゃイヤ。だから可能な限りアプリは削りまくる。

    あたりを目標としましょう。

    今回のXperia rayの仕様

    前の目標を受けて、以下の内容のXperia ray walkman specialを作ろうと思います。

    1. OS: ソニー純正Android 4.0.4ベースのカスタム仕様
    2. ソニー純正Walkmanアプリ搭載
    3. ギャップレス再生のために、Winamp搭載

    Android OSは、docomo純正状態ではいらないアプリが山のように入っているので そうでなくても少ないストレージとメモリが圧迫されますので、海外用のものを導入します。 しかも、海外用のものにカスタマイズされた極小バージョンを利用します。

    Walkmanアプリがあるのに、なぜWinampをという話もありますが、 使い勝手のよいWalkmanアプリはmp3, aacのギャップレス再生ができませんので、 Winampをつかって実現します。若干微妙な気がしますが、 できないよりはよいだろうということで。

    手順1:Xperia rayをいったん初期化する

    今回の作業では可能な限りアプリケーションをインストールしていないAndroid 4.0環境を 用意しますので、root権限をとらなくてはなりません。Xperiaのdocomo版最新ROMは root権限はとれないように穴がふさがれていますので、穴が開いているバージョン で初期化する必要があります。

    必要なツールは、その名もflashtoolで、こちらからダウンロードできます。これをインストールします。 また、docomo版ROMデータは、こちらからダウンロード。docomo版ROMは、IEだと ダウンロードできないことがあるので、firefoxかChromeでのダウンロードをおすすめします。 ダウンロードしたzipファイルを展開すると、SO-03C_$.0.1.C.1.9_docomo.ftfという ファイルができますので、これをflashtoolのインストールディレクトリ配下の"firmwares"という ディレクトリにコピーしておきます。

    このステップの作業は、以下の通りに行います。

    1. まずXperia Rayの電源をオフにしておく
    2. flashtoolの起動
    3. 起動したら、一番左の稲妻のアイコンをクリック
    4. Mode SelectorのWindowでFlashmodeをセレクトして"OK"を押す。
    5. "Select a Firmware"から"SO-03C"をセレクト、右側で"Wipe User Data"と "Wipe Chache"にチェックが入っていることを確認して"OK"を押す。
    6. USBケーブルをPCと接続し、Xperia Rayのボリューム下げボタンを押しながら USBケーブルをXperia Rayに接続する。
    7. あとはしばらく待つと、firmwareを上書きをかけてリブートされます。
    8. リブートしたら、Xperia Rayは初期化されてますので、とりあえずセットアップをします。

    romのアップデート方法は、arkdrodを参考にさせていただきました。

    手順2:rootをとって、CWMを導入する

    このステップの作業は、以下の通りにします。

    1. root化するためのツールを導入します。root化ツールは、こちらのページから、DooMLoRD_v4_ROOT-zergRush-busybox-su.zipというファイルをダウンロードし、適当なディレクトリに解凍します。
    2. 解凍したディレクトリに runme.bat があるので、これをコマンドラインから実行します。 このとき、USBデバッグはON, 不明な提供元のアプリのインストールを許可、そして画面の消灯は10分以上に設定します。
    3. 画面の指示に従い、キーをたたいてゆきましょう。再起動が終了すればroot化ができています。
    4. 続いてCWMを導入します。root化してあるのであれば、CWMは、Playマーケットから、x-Parts をインストールするのが一番楽です。インストール後、x-Partsを立ち上げ、INSTALLタブ からINSTALL CWMボタンをおして実行してください。
    5. 実行後は、再起動します。CWMのメニューにはいるためには、ボリュームの下ボタンを、ソニエリロゴが出ている間、連打します。

    手順3:Xperia ray ICSを導入する

    ここで今回の本命であるICSをXperia Rayにインストールします。 本体は、こちらを参考 にしています。

    1. まず、こちらのROM をダウンロードします。ダウンロードしたら、解凍し、SDCardの/sdcard/clockworkmod/backup/ディレクトリに起きます。
    2. リカバリモードでRayを再起動し、CWMのメニューからROMをリストアします。
    3. ray をシャットダウンします。電池を外してもOK
    4. ICS4.0.4のtftをこちらからダウンロード
    5. ダウンロードしたtftをflashtoolで焼く。

    これでICS4.0.4がインストールされた状態になります。 インストールするだけならば、Android 4.0.4のftfを入手して焼くだけで終わりですが、 Xperia RayはRAMが512Mしかありませんので、可能な限りアプリが入っていないXperia Rayを 作ります。引き続き、THRay4.0を導入していきます。

    1. THRay4.0のROM(のzipファイル)をこちらからダウンロードする。 ダウンロードしたら、sdcardの適当なところに置いておく。
    2. リカバリモードで再起動し、ファクトリーリセットする。その後、ダウンロードしたROMをインストールする。
    3. 再起動する。完全にリセットされているので、初期セットアップをしてください。

    これでかなり内容が絞られたICS4.0.4 (THRay4.0)がインストールされました。

    手順4:Walkmanアプリを導入する

    続いてWalkmanアプリをインストールします。Walkmanアプリは、 こちらのページを参考に。 ALL-IN-ONEと書いてあるものが全部いりですね。全部入りをダウンロードし、これもCWMでインストールしてください。 これで、Walkmanアプリのインストールは終わりです。

    手順5:winampをインストールする

    最期にwinampをインストールします。winampは普通にGoogle Play マーケットからダウンロードすればOKです。 コンサートやライブなど、曲と曲の間がとぎれずに演奏してほしいアルバムを聴くのに使います。

    最期に使い勝手。

    通常、ランダムで音楽を再生するときは,Xperia rayの場合はWalkmanアプリがもっとも使い勝手がよいと思います。 もっともrayはCPUが一個しかないので、音楽再生中にウェブブラウジングとか、2chを見るとか、 facebookやtwitterを見るなど、ほかのことをすると音がとぎれます。 あくまでWalkmanとしてだけ使うのがよいかと。

    以上長々とXperia RayをWalkmanとして使うための策を書いてきました。 うまくいったら、よいですね。なお、Xperia Rayが使えなくなったり、何ら不具合が発生しても当方は責任はとれませんのであしからず。 というわけで、皆様、話のネタにLet's Try!!


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