iPhoneをJail Breakして銀SIMで使ってみた｡：本家ぶろろーぐ：So-net blog

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iPhoneをJail Breakして銀SIMで使ってみた｡　[iPhone/ケータイ] [編集]

iPhoneをJBして銀SIMで使ってみた

さて､前回のアーティクルで､自分のiPhoneはめでたくJBされ､なおかつunlockされた｡なので､SIMを差し替えればいろいろなキャリアを利用することができるようになった｡

で､半年間はb-mobile u300で使っていたのだけど､さて､不評さくさくのSoftbankで使うとどんなもんだろう､というわけで試してみましたので今回はそのネタです｡といっても回線速度はみんな試しているので､それ以外です｡

手順

手順は以下のようになります｡

Jail Breakする｡(3.1.3: spirit 4.1:limera1n)
UnLockする｡(ultrasn0w)
iPhoneのファイルシステムをWindowsから見えるようにする(afc2add)
Softbankのcarrier.plistを編集する
APNを編集する

まずは､JailBreak

銀SIMを使うためには､まずJail Breakする必要があります｡色いろあるかと思いますが､自分の場合は3gsでOSが3.1.3でしたので簡単確実なspiritでJail Breakします｡iOS4.1の人でしたら､今ではlimera1nが一番でしょうね｡

次にUnlock

Jail Breakが完了するとCydiaというアプリがインストールされますので､これを実行します｡次にUnlockします｡Unlockはultrasn0wを使います｡ ultrasno0wはCydiaからリポジトリを指定してダウンロードします｡作業の進め方は､こちらが詳しいでしょう｡

iPhoneのファイルシステムの可視化

さて､unlockすれば銀SIMは差して使うことができるようになるのですが､ここでうかつにパケット通信をするととんでもないことになります｡というのは､パケット通信の設定が､自動的に「通信料が青天井」の設定になってしまうからです｡というわけで､せめて青天井にならないようにしなくてはいけません｡

ですので､そのためにAPNの設定を変更できるようにします｡そのためにはcarrier.plist というファイルを編集します｡WindowのプログラムからiPhoneをUSB接続したときに iPhoneのファイルが全部見れるようにafc2addというアプリをCydiaからインストールします｡手順は､"Cydiaの実行" - "Searchでafc2addという名前のアプリを探してインストール"です｡

Softbankのcarrier.plistの編集

carrier.plistを編集するには､plist editor for Windowsを利用します｡こちらからダウンロードして､インストールしてください｡

編集する内容ですが､ iPhoneの/System/Library/Carrier Bundles/Softbank_jp.bundle/carrier.plistというファイルを先程のplist editorで開き､以下のようにします｡

<?xml version=”1.0″ encoding=”UTF-8″?>
<!DOCTYPE plist PUBLIC “-//Apple//DTD PLIST 1.0//EN” “http://www.apple.com/DTDs/PropertyList-1.0.dtd”>
<plist version=”1.0″>
<dict>
<key>AllowEDGEEditing</key>
<true/>
<key>BookmarkURLs</key>
....

上のリストの中で､
<key>AllowEDGEEditing</key>
<true/>
の部分を追加します｡編集が終わったらiPhoneを再起動します｡

APNの設定

最期にパケット通信のアクセスポイントを設定します｡設定アプリを起動し､"一般" - "ネットワーク" - "パケット通信" の画面を開けます｡パケット通信､MMSの設定ができるようになっているはずです｡ここで以下のように設定します｡APN, ユーザ名､パスワードはパケット通信とMMSともに同じです｡

APN: open.softbank.ne.jp
ユーザ名: opensoftbank
パスワード: ebで始まるパスワードをググりましょう｡
MMSC: http://mms/
MMSプロキシ: mmsopen.softbank.ne.jp:8080
MMSの最大メッセージサイズ: 307200

これでやっと青天井の恐怖から逃れられるようになります｡なんというか､大変ですねー､面倒くさいですね｡

で､ソフトバンク3Gのパケット通信の契約でいくらになるか､体を張って試してみた｡

さて､銀SIMですとパケット通信の契約は2011年1月現在､3種類あります｡

青天井の契約
パケットし放題S
パケットし放題フラット

1番目の青天井の契約は論外として､問題はパケットし放題Sとパケットし放題フラットの違いです｡で､この二つの違いはソフトバンクのサイトの説明をいくら読んでもわからないし､表向きソフトバンク3Gの契約でiPhoneは使われていないことになっているので､たぶんソフトバンクに聞いてもちゃんとした返事は帰って来ないだろうと思いました｡ですので､2ヶ月という期間と自分の財布を使って実際に調べてみました｡

その結果は､以下のとおりです｡

契約	パケット通信の天井になる値段
3Gパケットし放題S	9,334円
3Gパケットし放題フラット	5,700円
iPhoneパケットし放題フラット	4,410円

というわけで､UnLockしたiPhoneを銀SIMでパケット通信を使うくらいなら普通にiPhoneの契約のほうがましでした､という結論になります｡特に自分にしてみたら､ショックだったのはパケットし放題Sで9,334円分捕られたことでしょう｡さて､自分はここまでわかったので来月からはb-mobileかなあ｡

なお､今回の挿絵は､MMD(MikuMikuDance) Ver.7.25 およびコミPo!体験版 Ver.1.10を利用しました｡ MMDでフキダシや漫符を使うのは面倒くさいのですが､この二つを組み合わせるとポーズの自由度と漫画特有の機能が使えて良いです｡やりかたはちょっと面倒くさいですけどね｡