自動車取得税の謎 [くるま]
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2011/6/5追記: こちらのアーティクルは、ぶろろーぐ for Bizの方に移行します。ビジネス系のネタはぶろろーぐ for Bizに集約します。本家ぶろろーぐならびにぶろろーぐ for Bizもよろしくお願いいたします。
先日必要に迫られて、車を買い換えました。 車というのはなにからなにまで税金を搾り取られる、 結構悲しいものなのですので、しばらく車関係の 税金について、調べたことをまとめようと思います。 というわけで、今回は自動車取得税の話題です。
自動車取得税は、自家用自動車の場合は、 取得額の5%と決まっています。 ググるとこの程度しか書いていないページが多いです。 で、取得額って、それは買った値段のことですかというと、 実はそんなことはありません。
新車で買ったとき
新車で買ったときは、車両本体+メーカー装着オプションの定価から 10%引いた額が取得額になります。すなわち定価の4.5%が自動車取得税 となります。この額はいくらディスカウントしてくれても 変わりません。なあんてこったい。また、ディーラー装着オプションは 通常付加されません。
中古車を買ったとき
中古車を買ったときはもっと複雑怪奇です。 まず取得額の計算方法ですが、一般的にはお店で買った値段のようですが 違います。 通常は新車の定価に買ってから何年たったか、で掛け率をかけます。 掛け率は、以下のようになっています。
1年目 | 1.5年 | 2年 | 2.5 | 3年 | 3.5年 | 4年 | 4.5年 | 5年 | 5.5年 | 6年 | |
掛け率 | 0.681 | 0.561 | 0.464 | 0.382 | 0.316 | 0.261 | 0.215 | 0.177 | 0.146 | 0.121 | 0.100 |
ここで笑えるのはこの経過年数は数え年で計算すると言うことです。 どういうことかというと、新車として販売されたその瞬間からその年の12/31までが経過年数は1年となります。 そして、初めての1/1を迎え、そこから6/30までが1.5年、以下7/1以降12/31までが2年になります。
上記の取得価格を計算し、50万円以下の場合は免税となり払わなくてもよくなります。 また、個人売買などの場合で上記の計算額を下回る額での取引の場合、取得額は 実際の支払う金額となり、そこから5%をかけて計算されます。
練習問題
というわけで、中古車を買うときは一応、何月に買うのかちゃんと考えた方が、 わずかではありますが税金が安くなってお得です、という話でした。 ちなみに自動車取得税のポイントから最悪なのは6/30と12/31であり、最高なのは1/1と7/1なのは 言うまでもありません。
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