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シリコンプレイヤーをリビングのステレオへ [AV機器]

NW-E507をリビングに設置してある ステレオにつないでみて試聴してみました。 ちょっと驚いた。意外とまともな音がします。 比較のため、愛用のHMP-A1と DVP-S7700で同じ曲を聞いてみます。
NW-E507/HMP-A1からアンプへは、 ヘッドホン端子からLINE-IN端子で接続しました。 インピーダンスが合っていないのだけど、まあ、そんなに超高級、 というわけではないので、無視。

試聴に使ったのは1983年にリリースされた 沢田聖子の「流れる季節の中で」。 とくに10曲目のモニュメントという曲は ダイナミックレンジが広めでパーカッションの入り方が mp3に苦手な系列の音です。なにより20年以上 聴き込んでいるので耳が覚えていて比較にちょうどいい。 ところで沢田聖子ってったって今時普通の人は あんまり知らないよねえ。現役なんだけどさ。 mp3のデータはlame-3.97alpha11を利用して--preset fast standard でエンコードしたものを使用。

で、本題に戻ると、HMP-A1は最終アナログ段の 設計に問題があるね、

  • ということがよくわかります。 ローパスフィルターに問題があるのか、 音がしゃりしゃりしていて非常に耳障り。 エコーがとんがった音になって気持ち悪いです。 ここらあたりに、オーディオ部門で設計されなかったという 限界が出てしまったか。ちなみにビデオ機器としての 音質は確保されてるので、録画した テレビ番組を見る分については問題はないです。 だいたいDolby ACがデコードできるのですから。

    ※10/9追加。
    HMP-A1はどうやら電源の状態によって はげしく音質が変わるようです。 やはりHDDはバッテリーを消費するのか、 内蔵バッテリーの残容量によって、 音の善し悪しが変わりました。 あまりうれしくはないが、家の中では ACアダプタを利用するのがよさげのようです。

    一方NW-E507はどうか。DVP-S7700に近い音がします。 高音が破綻しないように、ローパスフィルタと回路をいじって うまい音づくりをしている。これならばリビングで聞いても結構いけるかも。 じっくり聞くのでなければ、困らない。

    ところで、よくよく考えてみれば、シリコンプレイヤーは音質を良くする要素が 満載なのですね。

    1. 電源はバッテリーからDCで供給され、ACラインから混入するノイズがない。
    2. 駆動系のモーターがないので、モーターに起因するノイズが出ない。
    3. CDやDVD等で顕著な、光学ヘッドサーボ電流による 電源の不安定さから解放される。
    4. HDD等のメカがないので、発熱による悪影響は少な目。
    5. さらにソニーのCPUはVMEを使って低消費電力なのでなおさら熱には強い。

    本気で作ってくれないかなあ。据え置き型シリコンプレイヤー。 バッテリー内蔵で通常はAC電源を使わない。 音楽データはネットワークかUSB経由でPCよりダウンロード。 ただしデジタルインターフェイス系は通常電源を切っておく。 で、NANDフラッシュを20Gぐらいつんで実売10万円くらい。 フラッシュの容量はCTOで購入時にMax 32Gくらいまで好きなように増やせる。据え置き型プレイヤーは持ち歩きしないんだからD&Dで コピーしたって問題ないし、ADコンバータ系やROMドライブなければ 安くできる。アナログ回路はソニーはお手の物だから品質は確実だ。

    でも...一般人には売れないよね...orz。だいたい普通の人は もうリビングのステレオで音楽を聴いたりしないか。当分は NW-E507で我慢しよう。iPod nanoだとどんな音が出るのかなあ。 ちょっと試してみたい。

    試聴に使用したモデルは以下の通りです。
    • NW-E507 ファームVer.2.0
    • HMP-A1 ファーム Ver.1.5
    • DVP-S7700 リージョン1
    • STR-V555ES:再生モードはアナログダイレクト
    • Entry-S
    おお、アンプとスピーカーの値段を足すとNW-E507の7倍以上だ。


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