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CPUの創り方 [PC]


しばらく前に、slashdot.jpにいろいろ書いてあったときに 目に留まって、しばらく忘れていて。で、 会社で業務とは全く関係ない8086のアーキテクチャや コードセットの話をしたときに思い出したので、 CPUの創りかた という本をAmazon.comで注文しました。中身は メモリエリア16バイト 4bitレジスタ2本、 IOポート二つ、0d-22" という4bit CPU を実際に設計して組み立てるステップをわかりやすく 解説した本です。

  • 出版されたのは2003年なのに、今頃買っている私って 激しく間抜け。
    ちなみに8086コードセットの話というのは
    CXにカウンタ、DS:SIに転送元データアドレス、 ES:DIに転送先データアドレスをセットして、REP MOVSWという インストラクションで一発で実行する、というネタとか、 転送方向を決定するDIフラグのネタでした。
    ちなみにこのコードはプログラムからPC-9801の グラフィックVRAMへ一発でデータを転送し表示したいときに 使ったコードです。 本来ならば裏VRAMに転送しておいて、あるポートへ 指示することでVRAMバンク切り替えをして 瞬時に表示する、という手を使うんですけどね。
    注文したときに表紙の写真を全くチェックしないでいて、 届いた本を見たとき...。 「しまった、この本は萌える系の本だったのか...」 表紙や挿し絵にメイドさんが... 会社の後輩にこの話をしたところ、 「知らなかったんですか? 当然知っている モノと思ってましたが。」 おまえはそーゆー目でオレをみてたのか。 とどめに「自分も買いましたよ。言ってくれれば貸してあげたのに。」

    読んでみると中身は「萌える」系の例に漏れず、 意外にハード。 LEDを直接点灯させたいとき、なぜ抵抗を直列に通すか、 中学校の技術家庭でやったネタの理由が今頃わかったり、 テスターの内部抵抗による誤差の影響、 パスコンが各チップのVcc(+5V)とGND(0V)の間に入れる理由など、 基本中の基本を最初に記述するなど、 理系素人の心をくすぐるネタが続きます。 自分はx86のアセンブラは大丈夫なんですが、 ハードは全く無知なのですけど、ぐいぐいと読めました。 でも、クロック回路のネタでちょっとひっかかったりして。

    というわけで、理系、かつデジタル回路素人向けに いい本だと思います、はい。 学研の電子ブロックEX-150 はアナログ回路満載ですけど、 こっちはこっちでまた楽しめそうです。


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