SSブログ

Gatz AltbierとHannen Altという独逸麦酒を買ったがね。 [物欲]

こやつらはアルトビールというんですが

Gatz Altbier

タイトル通りでありますが、ドイツのビールを通販で買いました。 その名もGatz AltbierとHannen Altであります。 それぞれガッツアルトビア、ハンネンアルトと発音します。 調べればわかることでありますが、アルトビールというのは、 ドイツのデュッセルドルフあたりで作られている、ものすごいローカルな ビールです。どの程度ローカルかというと、急行電車で40分ほど離れた、ケルンという 街があるのですが、そこではもう売っていない、でもデュッセルドルフの町中の 酒屋ではどこでも売っていると言うくらいローカルです。40分というと、 東京駅からですとせいぜい横浜市の戸塚あたりです。 そのすっげーローカルなビールを買いましたので本日は そのネタです。

  • アルトビールを買ったわけ

    日本にうまいビールはたくさんあります。 元祖サッポロヱビスうまい! 新興サントリープレミアムもうまい!!。 しかしです。三つ子の魂百まで、と言うからではありませんが、記憶は 子供の頃、小学生の頃にまでさかのぼります。そのころ親父は独逸に 赴任していて、そのデュッセルドルフという街に住んでおりました。 こいつがもう、「ドイツの麦酒はうまいぞーうまいぞーとくに Gatzweilerというやつはなぁ。」と抜かすわけです。 とまあ、そのような世迷いごとを聞かされ続けた私としては、 「ほう、自分もいつか大人になったらそのさぞかしうまいという ドイツの麦酒を心ゆくまで飲んでやる」と思いこんだとしても それは無理のないことでしょう。

    ちなみに上記の国産のうまいビールにアサヒビールとキリンビールは 出てきませんが、特に深い意味はありません。強いて言えば個人の趣味ですので、 あまり考え込まないように。ところでヱビス ザ・ホップ、最近見かけなく なりました。個人的にはばりばりにホップが効いていて、好きなだけに、すごく残念です。

    ガッツとハンネンm.jpg

    さて、時は流れ、成人し大手を振って酒を飲めるようになった私ですが、さて、 独逸ビールって、あまり日本じゃ売っていないんですよねぇ、しかも レーベンブロイとかならライセンス生産してくれてるけど、極ローカルなビールなんか ほとんど輸入してくれないですよ、ええ。 というわけで、ビールだけを理由に独逸くんだりまで海外旅行なんか 出来ない私としては、件のビールを飲めないまま、月日は流れました。

    ちなみにその間にアメリカはそれなりに出張とか旅行とか行ったりしました。 ボストンのSamuel Adamsというビールは結構うまかったですし、カリフォルニアのSierra Nevadaというやつも良かったです。

    21世紀になって、いろいろ情報を調べる手段は増えてきましたが、 Googleなどでときおり検索しても、ひっかかるのは 独逸のアルトビール、旅行で言って飲んだらうまかった、という ウェブページ、それと楽天あたりで見つかりますが、別のアルトビール の通販サイトばっかりでした。ちなみにフランケンハイムとかいうアルトビールは 比較的よく通販されていますが、こんなビール私は知りません。

    ところが国内でも見つかった!

    さて、しばらく前、なんとはなしにググってみたところ 新宿のFrigoという店で飲んだというページ が引っかかりました。ほう、日本で飲める店があると。じゃあ、どこかで購入できるかも、 と気合いを入れて検索した結果、一軒だけ、見つかりましたよ。本気で生き別れた 家族に出会ったくらい、うれしかったですよ。
    その店は福岡にある、廣島という酒輸入商社でした。 会社のウェブページはこちら。件のGatz Altbierが 掲載されていたウェブページは こちらでした。さっそくGatz AltbierとHannnen Altを12本ずつ、合計24本注文しました。

    ちなみに、この廣島という会社、世界各国のビールを輸入販売している会社です。中でも独逸ビールと ベルギービールは力が入っているようです。商品と一緒にカタログを送ってくれたのですが、 自分は名前を聞いたこともないビールが200種類以上、非常にたくさんありました。

    さて、飲んでみて。

    ペリカン便で届いたその日、さっそく飲んでみました。その味は冗談抜きで、 うまかったです。といっても普段各国のビールを飲み歩いているわけじゃないし、 飲むのはとりあえずヱビス、という人間の私ですので完全に主観ですが、泡も細かいし、 ヱビスと比べても味が濃いめでうまいです。かといってギネスのように重いこともない。 件の親父にも1本ずつあげました。さすがに30年ぶりの再会とあってか、 とても喜んでました。

    さて、気になるお値段ですが、Gatzは1本462円、Hannenは441円。 送料が1000円近くかかって合計で12,000円弱。 さすがに舶来モノは値が張るわというわけで、ビールとしてはヱビスの倍以上かかります。 それでも、今回は30年来の夢が叶い、買えて良かった、と思うことしきりでした。 アルトビール、それなりに深みのある味のビールを好きな人にはおすすめだと思いますので、 試されてはいかがでしょう。でも、廣島への注文単位は一箱24本ですけど...。

    ハンネンアルトm.jpg

    それはそうと、ただ一つ残念なことがあります。それは、GatzはもともとGatzweilerという名前の 醸造所でしたが、1999年にカールスバーグに買収されてしまって、 名前が変わってしまったこと。30年前の味を知らない自分にとっては、 買収前後で味が代わったかどうか、判断が付かないことですね。

    ちなみに、一緒に注文したHannen Altというやつは、Gatz Altbierと比べると もう少しメジャーで、それなりに日本でも飲んだり買ったり出来るようです。 東京で飲める店と言ったらここらしいし、通販もここから" 買えるみたい。おっと、Hannen Altはこっちの方が安いぜ。 でも本命はGatzだったからね...


    nice!(0)  コメント(2)  トラックバック(0) 
    共通テーマ:グルメ・料理

    nice! 0

    コメント 2

    田邊 智

    はじめまして。私もGatzweilerの大ファンです。1949.1月ー1953.12月
    家族ともどもデユッセルドルフで駐在員を務めました。ハンネンは甘口で合わずもっぱらGatzでした。500ml瓶で高い店でDM1.00スーパーではDM0.75で20本入りケースで配達して貰っていました。(拝見した写真では細く250mlに見えます。それで462円は高いと感じました)実は先日も大手ビールメーカーに日本で売り出せば絶対に売れるとライセンス生産を提案しましたが無反応でした。
    十数年前、何十年かぶりにドイツに行った際もインマーマン通りホテル日航
    一階の寿司店「弁慶」でGatzweiler vom Fassを頂きその旨さにお代りをしてしまいまいた。余談ですがピルツではケーニックスピルツ、ハンネン、カールスバーグ、ツボルク等が好きでした。
    by 田邊 智 (2010-03-25 09:37) 

    通りすがり

    To: 田邊様、
    戦後すぐとはずいぶん前にデュッセルドルフに滞在なさっていたのですね。ソニーが1955年にトランジスタラジオを持ち込む前でしたから、さぞかしご苦労されたかと思います。父がデュッセルドルフに赴任していたのは昭和50年から55年まででしたので、ほぼ田邊様がいらっしゃった20年後になります。
    写真の瓶は330mLです。Gatzはラベルを見ると宝酒造が輸入をしているようですが、宝酒造のウェブページにはGatzの記載はありません。日本でもう少し安価にアルトビールが楽しめればよいのにと思います。
    by 通りすがり (2010-03-27 19:58) 

    コメントを書く

    お名前:[必須]
    URL:
    コメント:

    トラックバック 0

    トラックバックの受付は締め切りました
    -->

    この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。